快適に移動するために追加料金を払って乗った、上野東京ラインのグリーン車。
リクライニングを倒してビールやコーヒーを楽しんでいる最中、ふと「トイレに行きたい」と思ったことはありませんか?
しかし、周りを見渡してもトイレのドアが見当たらない…。
「もしかして、グリーン車にはトイレがないの?」と不安になったあなたへ。
この記事では、緊急時に焦らないためのトイレの場所と、乗っている電車(路線)による大きな違いについて、徹底解説します。
結論:グリーン車(4・5号車)の中にトイレはありません!

上野東京ラインのグリーン車でくつろいでいる最中、ふとトイレに行きたくなって周りを見渡しても、トイレへの案内表示が見当たらない。
そんな経験はありませんか?
それもそのはず、結論から言うとグリーン車(4号車・5号車)の車両自体には、トイレは設置されていません。
車内を探しても無駄! 隣の「普通車」へ移動が必要
新幹線のグリーン車とは違い、在来線(上野東京ラインなど)のグリーン車は座席数を最大限確保するために2階建て構造になっており、トイレや洗面所を設置するスペースが削られています。
そのため、トイレを利用したい場合は、重い自動ドアを開けてデッキに出るだけでなく、連結部分を渡って隣の「普通車」へ移動しなければなりません。
「グリーン車専用の綺麗なトイレ」があるわけではないので注意が必要です。
デッキにある? いいえ、デッキにもありません
よくある勘違いが「客席にはないけど、デッキ(乗り降りする場所)にはあるだろう」というものです。
残念ながら、4号車・5号車のデッキにもトイレはありません。
乗務員室やゴミ箱があるだけです。
もよおして限界が近づいてから席を立つと、階段を降りて、デッキを通り、さらに隣の車両へ移動するという長い道のりに絶望することになります。
早めの行動が鉄則です。
【オレンジ・緑の電車】東海道・宇都宮・高崎線なら「6号車」へ急げ

ここからは、あなたが乗っている電車の種類によって運命が分かれます。
まずは一番多いタイプ、車体が「オレンジと緑色」の電車(E231系・E233系)の場合です。
東海道線、宇都宮線、高崎線直通のほとんどがこれに該当します。
5号車ユーザーはラッキー! すぐ隣がトイレ
このタイプの電車の場合、最寄りのトイレは「6号車(普通車)」にあります。
5号車のグリーン車に乗っているなら、進行方向(または逆)の6号車側のドアから出て、隣の車両に移ればすぐ目の前がトイレです。
大きな洋式トイレ(車椅子対応)が設置されていることが多く、移動距離も最小限で済みます。
この路線のグリーン車に乗るなら、トイレの安心感を優先して「5号車」を選ぶのが通なテクニックです。
4号車の人はどうする? 1号車と6号車どっちが近い?
問題は4号車に乗っている場合です。
反対側の隣である3号車には基本的にトイレがありません(付属編成連結時は例外もありますが、基本は1号車まで行く必要があります)。
1号車のトイレまで行くには普通車を3両分も歩く必要があり、混雑しているとかなり大変です。
ですので、4号車の乗客であっても、「5号車を通り抜けて6号車のトイレに向かう」のが正解ルートです。
グリーン車内を縦断することになりますが、これが最短距離です。
【青・白の電車】常磐線直通は要注意! 「地獄のトイレなし区間」

次に、もしあなたが乗っている電車が「青い帯」の常磐線直通(E531系)だった場合。
あるいは、「品川行き(常磐線経由)」などに乗っている場合です。
ここで「5号車の隣に行けばいいや」と思っていると、痛い目を見ます。
6号車にトイレがない! 1号車か10号車まで歩く覚悟を
常磐線の車両(E531系)は、トイレの配置が特殊です。
基本編成(10両)の場合、トイレは「1号車」と「10号車」(と11号車)にしかありません。
つまり、グリーン車(4・5号車)のすぐ隣の6号車にはトイレがないのです!
グリーン車からトイレに行こうとすると、5号車→6号車→7号車…と普通車の混雑の中を延々と歩いて10号車を目指すか、逆に4号車→3号車…と歩いて1号車を目指すしかありません。
どちらにしても4〜5両分移動する「長旅」になります。
E531系(常磐線)利用時に気をつけるべき座席選び
常磐線のグリーン車を利用する場合、トイレが近いなどの体調に不安があるなら、乗車前に駅で済ませておくのが絶対条件です。
車内で急に行きたくなっても、グリーン車の快適な空間から、立っている人で混雑する普通車へ遠征しなければなりません。
「常磐線のグリーン車はトイレ不毛地帯」ということを、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
移動前にチェック! トイレの使用状況と設備のリアル

長い距離を移動して、やっとトイレに辿り着いたのに「使用中」だった…。
そんな悲劇を避けるために、確認すべきポイントがあります。
わざわざ行ったのに使用中…を防ぐ「使用知らせ灯」
グリーン車の客室内(ドアの上付近)にある電光掲示板や情報パネルをよく見てください。
車種によっては「トイレ使用中」のランプが点灯するタイプがあります。
また、普通車との連結部付近まで行けば、トイレの壁面に大きな「使用中ランプ」があります。
2階席から階段を降りる前に、一度チラッと確認できる範囲でチェックすることをおすすめします。
ただ、確実なのはやはり現地まで行くことです。
意外と綺麗? 洋式・バリアフリー対応が基本
上野東京ラインを走る電車のトイレは、基本的に「大型の洋式トイレ」です。
車椅子でも入れるバリアフリー設計になっているため中は広く、清潔感も比較的保たれています。
(一昔前の和式トイレのような汚いイメージはありません)
ベビーベッド(オムツ交換台)がついていることも多いので、お子様連れでも安心です。
ただし、前述の通り「普通車の乗客」と共用なので、通勤ラッシュ時などは競争率が高くなることは覚悟してください。
まとめ
上野東京ラインのグリーン車でトイレに行きたくなった時のポイントを整理します。
- グリーン車(4・5号車)の中にもデッキにもトイレはない。
- オレンジの電車(東海道・高崎・宇都宮線)なら、6号車のトイレを目指すのが正解。
- 青い電車(常磐線)は近くにトイレがない! 1号車か10号車まで歩く必要がある。
- 4号車の乗客も、基本的には5号車を通り抜けて6号車へ向かうのがおすすめ。
「お金を払っているのにトイレが遠いなんて!」と思うかもしれませんが、座席数を確保するための構造上の宿命です。
乗車前に済ませておくか、路線の色を確認して戦略的に座席(5号車の6号車寄りなど)を選ぶことで、快適な移動を楽しんでください。


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