「一度は乗ってみたい」と憧れる人が多い、日本唯一の寝台特急サンライズ出雲・瀬戸。
しかし、その人気ゆえにチケットは「プラチナ化」しており、予約開始から数秒で売り切れることも珍しくありません。
適当に駅に行けば買えるものではなく、しっかりとした事前準備と戦略が必要です。
この記事では、絶対にサンライズ出雲に乗りたい人のために、予約を勝ち取るための具体的なタイミングや、ネットと窓口の使い分けテクニックを徹底解説します。
そもそも戦いはいつ始まる? 「1ヶ月前の10時」の鉄則

サンライズ出雲の予約を取るためには、まず敵を知る(発売ルールを知る)ことから始まります。
いつでも買える新幹線とは違い、サンライズは「発売と同時に売り切れる」のが日常茶飯事です。
決戦の日時は、乗車する日の1ヶ月前の朝10時00分です。
この瞬間に全てが決まると言っても過言ではありません。
正確な発売日時の計算方法(31日がない月は注意)
基本的には「乗車日の前月の同じ日」です。
8月10日に乗りたいなら、7月10日の朝10時が発売日です。
しかし、注意が必要なのは「前月に同じ日がない場合」です。
例えば、3月31日に乗りたい場合、2月には31日がありません。
この場合、例外的に「3月1日」が発売日となります。
自分の狙っている日の発売日がいつなのか、カレンダーを見て指差し確認をしてください。
1日の勘違いが命取りになります。
往復切符の罠! 帰りの分は「行き」と一緒に取れない
旅行慣れしている人がやりがちなミスが、「往復でまとめて取ろうとする」ことです。
JRの予約はあくまで「乗車日の1ヶ月前」に開始されます。
つまり、行きの切符が取れる日には、まだ帰りの切符(数日後)は発売されていないのです。
行きの分を確保できたら、数日後の帰りの分の発売日に、もう一度同じ戦いを挑む必要があります。
「行きは取れたけど帰りが取れなかった」という事態に備えて、帰路は新幹線や飛行機も候補に入れておくのがリスクヘッジとして重要です。
ネット予約の最強ツール「e5489」完全攻略マニュアル

昔は駅の窓口に並ぶのが定石でしたが、今はネット予約が主流かつ強力です。
しかし、使うサイトを間違えると、その時点で負けが確定します。
JR西日本の予約サービス「e5489(イーゴヨヤク)」を使いこなすことが、勝利への近道です。
「えきねっと」ではなく「e5489」を使うべき理由
JR東日本の「えきねっと」でも予約は可能ですが、大きな罠があります。
えきねっとでは、サンライズの個室(シングルやツインなど)の予約ができず、雑魚寝タイプの「ノビノビ座席」しか取れないことが多いのです。
個室を狙うなら、必ずJR西日本の「e5489」に会員登録してください。
受取場所の制限などはありますが、全国どこからでも予約操作自体は可能です。
勝負はログインから! 9時55分に完了させておく準備
当日の朝、10時直前にサイトを開くようでは遅すぎます。
アクセスが集中してサイトが重くなるため、9時55分にはe5489にログインを済ませておくのが鉄則です。
そして、予約条件(乗車駅、降車駅、日時、人数)を入力し、最後の「検索」ボタンを押す一歩手前の画面で待機します。
クレジットカード情報も事前にマイページに登録し、決済でまごつかないようにしておきましょう。
時報を聞きながらクリック! リロードのタイミング
10時00分00秒になった瞬間に、JRのホストコンピュータにデータが到達している必要があります。
そのためには、NTTの時報(117)などを流しながら正確な時間を把握します。
9時55分から待機していた画面で、59分58秒〜59秒あたりでボタンをクリックします。
早すぎると「発売前です」と弾かれ、遅すぎると「満席」になります。
一度弾かれても諦めず、すぐに「戻る」ボタンなどを駆使して再度検索ボタンを押してください。
最初の1分間が本当の勝負です。
アナログこそ最強? 「みどりの窓口」での10時打ち

ネットが便利とはいえ、回線混雑や操作ミスが不安な人もいるでしょう。
そんな時、プロである駅員さんの腕に託す「10時打ち」という手法があります。
これは、駅のみどりの窓口に行き、10時ジャストに発券操作をしてもらう方法です。
「10時打ち」とは何か? 駅員さんへの頼み方
通常のきっぷ購入とは異なり、発売開始の瞬間に端末を操作してもらう特別な依頼です。
窓口が開く時間(例えば10時前)に行き、「〇月〇日のサンライズ出雲を取りたいので、10時打ちをお願いできますか?」と相談します。
全ての駅で対応してくれるわけではありませんが、多くの駅員さんは慣れています。
申込書を事前に記入し、第1希望(シングルデラックス)、第2希望(シングル)などを明確に伝えておくことで、駅員さんもスムーズに対応してくれます。
狙い目の駅は「小さめの有人駅」である理由
ターミナル駅(東京駅や大阪駅など)は窓口の数も多いですが、ライバルも大量にいます。
長蛇の列に並んでいては、自分の番が来る頃には10時を過ぎてしまいます。
おすすめは、窓口があるけれど比較的空いている「地元の小さめの駅」や「都心の少し外れた駅」です。
ライバルが少なければ、駅員さんが10分前から端末の前でスタンバイしてくれる可能性も高まります。
事前に駅へ行き、当日の並び方や対応可否を聞いてみるのも有効な手段です。
競争率を下げる「座席選び」と「キャンセル待ち」の裏ワザ

サンライズ出雲には、いくつかの座席タイプがあります。
「どうしてもこの部屋がいい!」というこだわりがなければ、ターゲットを変えるだけで当選確率は上がります。
狙うなら「シングル」か「ソロ」。デラックスは捨てる勇気
最も人気があり、瞬殺されるのはA寝台個室「シングルデラックス」です。
部屋数がわずか6室しかないため、これを狙うのはギャンブルに近い行為です。
確実に乗りたいなら、部屋数が最も多いB寝台個室「シングル」を狙いましょう。
また、少し狭くてもいいなら「ソロ」も狙い目です。
さらに妥協できるなら、雑魚寝タイプの「ノビノビ座席」は最後まで残っていることが多いです。
まずは「乗ること」を最優先し、座席ランクは柔軟に考えるのがコツです。
満席でも諦めない! キャンセルが出やすい「2つの時期」
10時の発売開始で負けても、まだ試合終了ではありません。
きっぷにはキャンセルが出やすい時期があります。
一つ目は「購入期限の数日後」です。旅行会社の仮押さえが解放されるタイミングなどがこれに当たります。
二つ目は「乗車日の13日前〜14日前」です。これはキャンセル料が高くなる(乗車日の2週間前)直前のタイミングで、予定が変わった人が手放すからです。
e5489の空席照会をブックマークし、暇さえあればチェックする執念が、最後の1席を引き寄せます。
まとめ
サンライズ出雲のプラチナチケットを手にするためのコツを整理します。
- 勝負は「乗車日の1ヶ月前の朝10時」。
- ネット予約なら「e5489」で、5分前からログイン待機。
- 窓口なら「10時打ち」を事前に駅員さんに相談する。
- 「シングルデラックス」に固執せず、「シングル」を狙うのが現実的。
- 発売日に取れなくても、乗車日2週間前まで諦めずにサイトを巡回する。
運も必要ですが、正しい準備をしていれば確率は確実に上がります。
寝台列車での特別な一夜を過ごすために、まずは朝10時の戦いに挑んでみてください。


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