「新幹線で旅行したいけど、往復の交通費が高すぎる…」
そんな悩みを一発で解決してくれる、JR東日本の伝説的なきっぷをご存知でしょうか?
その名も「キュンパス(旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス)」。
平日限定ではありますが、たった1万円で新幹線も特急も1日乗り放題になるという、破格のコスパを誇ります。
ただし、このきっぷには「14日前までに買わないと無効」などの厳しいルールも存在します。
この記事では、絶対に損をしたくない人のために、キュンパスの仕組みから買い方、元を取るためのモデルコースまでを徹底解説します。
そもそも「キュンパス」とは? 新幹線も乗れる最強フリーパス

JR東日本が冬の平日限定で放つ、破壊的コスパのフリーパス。
正式名称は「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」、通称「キュンパス」です。
2024年度は「2024年2月14日〜3月14日の平日」、2025年度は「2025年2月13日〜3月13日の平日」と公式に発表されています。
「青春18きっぷ」のような在来線限定ではなく、新幹線や特急列車にも乗れるのが最大の特徴です。
平日限定! 1日1万円でJR東日本エリアが乗り放題
基本的な価格設定は「1日10,000円」です。
この金額で、JR東日本全線、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津〜新井間)の普通・快速列車と特急列車(新幹線含む)の自由席が1日乗り放題になります。
平日休みが取れる学生や社会人にとっては、まさに「神きっぷ」と言えるでしょう。
最大の魅力は「新幹線指定席」が2回まで無料になること
「自由席乗り放題」だけでも凄いですが、キュンパスの真骨頂は「指定席」があらかじめ2回まで無料で利用できる点にあります。
全車指定席の「はやぶさ(東北新幹線)」や「こまち(秋田新幹線)」、「つばさ(山形新幹線)」なども、この枠を使えば追加料金なしで乗車可能です。
往復で指定席を使い、現地での移動は自由席(新幹線や特急)を使う、といった柔軟な旅が1万円で実現します。
【最新傾向】2日間用や特典など、進化するサービス内容
2025年実施分からは、従来の1日用に加えて「2日間用(18,000円)」が登場するなど、使い勝手が向上しています。
2日間用なら指定席が4回まで使えるため、1泊2日の旅行でも余裕を持って座席を確保できます。
また、駅の売店「NewDays」での割引クーポンやレンタカー割引などの特典が付くことも多く、きっぷ代以上にお得な旅ができるのも魅力です。
【重要】購入前に知っておくべき「3つの鉄の掟」

「明日休みになったから使おう!」
残念ながら、キュンパスでそれはできません。このきっぷには、安さの代償として厳しいルールが存在します。購入前に必ず以下の3点を確認してください。
①完全予約制! 利用日の「14日前」までに決済必須
キュンパスの名前に「早割」とある通り、これは早期購入限定の商品です。
利用開始日の1ヶ月前から「14日前」までの間に購入しなければなりません。
例えば、2月14日(バレンタイン)に使いたい場合、1月31日までに購入手続きを完了させる必要があります。
「13日前」になった瞬間、いかなる理由があっても購入できなくなるので、予定が決まったら即購入が鉄則です。
②駅では買えない! 「えきねっと」限定販売のワナ
みどりの窓口や駅の券売機に行っても、このきっぷは売っていません。
JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」限定販売です。
購入には会員登録(無料)とクレジットカード(または対応する決済手段)が必要です。
普段ネット予約を使わない人は、早めに登録を済ませておかないと、14日前の期限ギリギリで焦ることになります。
③チケットレスではない! 乗車前に「発券」が必要
スマホで購入するデジタル商品ですが、乗車当日は「紙のきっぷ」が必要です。
Suicaやスマホをタッチして乗ることはできません。
乗車前(または前日)に、駅の「指定席券売機」にあるQRコードリーダーに、えきねっとから送られてくるQRコードをかざして、本券と指定席券を発券してください。
この発券作業を忘れて改札に向かうと、通過できずに慌てることになります。
どこまで行ける? 元を取るためのモデルコースとコスパ検証

1万円で乗り放題と言われても、どれくらいお得なのかピンとこないかもしれません。
単純計算で、新幹線で片道5,000円以上の場所へ行けば元が取れます。
東京〜仙台・盛岡・青森…一撃で元が取れる境界線
東北方面へ行くなら、圧倒的にお得です。
- 東京〜仙台: 通常往復 約22,000円 → 約12,000円お得!
- 東京〜新青森: 通常往復 約35,000円 → 約25,000円お得!
青森往復なら、なんと通常料金の半額以下どころか3分の1以下。浮いた2万5千円で豪華なホテルに泊まれてしまいます。
仙台への日帰り牛タンツアーや、盛岡へのわんこそば旅も、気軽なランチ感覚の交通費で実現可能です。
日帰りスキーや温泉も! ガーラ湯沢や軽井沢の活用術
遠出だけでなく、近場のレジャーにも威力を発揮します。
- 東京〜ガーラ湯沢: 往復 約13,000円 → 約3,000円お得
- 東京〜軽井沢: 往復 約11,000円 → 約1,000円お得
上越新幹線や北陸新幹線を使えば、都心から1時間ちょっとで雪山やリゾートへ。
浮いたお金でリフト券やアウトレットでの買い物が楽しめます。
エリアの限界に注意(北陸新幹線は上越妙高まで!)
注意点は「JR東日本エリア」の境界線です。
特に間違いやすいのが北陸新幹線。
キュンパスで乗れるのは「上越妙高駅」までです。
富山、金沢、福井方面(JR西日本エリア)へ行く場合は、上越妙高から先の運賃・料金が別途必要になります。
「金沢まで行けると思ったのに追加料金がかかった!」とならないよう、エリアマップは事前によく確認しましょう。
失敗しない「買い方」から「乗車当日」までの4ステップ

最後に、実際にキュンパスを利用するための具体的な流れをシミュレーションします。
Step1. えきねっと会員登録(クレカ準備)
まずは「えきねっと」にアクセスし、会員登録を済ませます。
手元にクレジットカードを用意し、本人認証(3Dセキュア)なども済ませておくとスムーズです。
Step2. 「おトクなきっぷ」から購入&座席指定
ログイン後、「おトクなきっぷ」のメニューから「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」を選択します。
利用日と人数を選んで決済します。
重要:決済完了後、そのまま「指定席の予約」へ進んでください。
あとから予約することも可能ですが、忘れないうちにメインとなる新幹線(特にはやぶさ等)の席を押さえておくのが無難です。
Step3. 利用日当日までに駅の券売機で「発券」
予約完了メールに添付されているQRコード(または受取コード)を準備します。
駅にある紫色の「指定席券売機」に行き、「インターネット予約の受取り」→「QRコード」を選択。
スマホ画面をかざして、人数分の「本券」と「座席指定券」を発券します。
※当日の朝は混雑するので、前日までに発券しておくと安心です。
Step4. 自動改札を通して乗車(取り忘れ注意!)
改札を通る際は、「本券(120mm券)」を自動改札機に通します。
新幹線に乗る際は、特急券も重ねて投入する必要がある場合があります(券売機の案内に従ってください)。
改札機から出てきたきっぷを絶対に取り忘れないように!
フリーパスなので、降りる駅でも、次の乗換でもそのきっぷが必要です。
まとめ
えきねっとの「キュンパス」を活用すれば、冬の旅が驚くほど自由で安くなります。
成功の鍵は、ただ一つ。
「14日前までに計画し、予約すること」。
これさえ守れば、東北の美食も、雪国の温泉も、驚きのプライスであなたのものです。
さあ、カレンダーを確認して、次の平日に休暇マークを書き込みましょう!


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